高橋みなみが12月8日のAKB48劇場オープン10周年を機にAKB48グループ総監督を退任して、横山由依に継承した。AKB48の第2章は2代目総監督の横山や彼女をサポートするベテランメンバーを中心に築かれていくのだろう。ただ、たかみなのAKB48ラストシングルとなった『唇にBe My Baby』では新たな波が感じられる。
ところが、12月9日にリリースされた『唇にBe My Baby』の収録曲では違った傾向が見られる。たかみなのセンター曲でもある表題曲や、山本彩がセンターを務めるNHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌『365日の紙飛行機』はTypeA~TypeD、劇場盤に全てに収められており、さらにタイプ別に『君を君を君を…』(次世代選抜)、『やさしい place』(チームA)、『マドンナの選択』(れなっち総選挙選抜)、『お姉さんの独り言 』(チームK)、『あまのじゃくバッタ』(チーム8)、『金の羽根を持つ人よ』(チームB)、『なんか、ちょっと、急に…』(チーム4)、『さっきまではアイスティー』(ユニット・虫かご)が収録される。
YouTube『AKB48公式チャンネル』にはそれら楽曲のプロモーションビデオがショートバージョンで公開されており、『唇にBe My Baby』と『365日の紙飛行機』は動画公開日が11月と早いこともあって視聴回数も80万回、90万回を超える人気だ。その後、12月4日に各チームによる楽曲のPVが公開されたが(『あまのじゃくバッタ』は11月23日)、12月15日現在で一番視聴回数が多いのは“れなっち総選挙選抜”メンバーによる『マドンナの選択』 である。“れなっち総選挙選抜”とは加藤玲奈が「トークアプリ755」で勝手に独断で選んだ16人で、秋元康や運営サイドの意見が反映されていないものだ。