『ダ・ヴィンチ!天才の遺産 レオナルドと歩む未来展』が、12月23日から大阪・グランフロント大阪で開催される。
ルネサンス期に『最後の晩餐』『モナ・リザ』をはじめとする数々の絵画を残したレオナルド・ダ・ヴィンチ。絵画だけでなく天文学、航空力学、解剖学など多様な分野に精通し、観察したものやアイデアをまとめたメモ、スケッチ、設計図などを書き記した「手稿」は死後約500年経った現在でもダ・ヴィンチの思考を表す遺産として残されている。
同展は、科学者・技術者としてのダ・ヴィンチに焦点を当て、「過去」「現在」「未来」という3つのゾーンで紹介する展覧会。手稿をもとに制作された架空の乗り物の木工模型や、500年前に「空を飛ぶ」ことを夢想したダ・ヴィンチの発想を引き継いだ現代の乗り物に加え、最先端の航空機、ロケットのモデルなどが展示される。
さらに会場には、大阪大学大学院教授の浅田稔が中心となって開発されたダ・ヴィンチのアンドロイドが登場するほか、『受胎告知』『東方三博士の礼拝』『キリスト洗礼』の3作品を超高精細デジタル技術で写し出す『デジタル ミュージアムシステム 名画ナビ』も出展される。