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「ポスト・インターネット」世代のオリバー・ラリック日本初個展

2015年12月16日 11:10  CINRA.NET

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3D scan of a 1922 plaster cast of Transi de René de Chalon, 1545/1547 by Liguer Richier. Scanned in September 2015 at the Musée des Monuments Français with the Foundation Galeries Lafayette. Image courtesy of the artist and Tanya Leighton, Berlin
オリバー・ラリックの個展『TF』が、12月18日から東京・元麻布のKaikai Kiki Galleryで開催される。

オリバー・ラリックは、1981年に生まれたオーストリア出身のアーティスト。現在はドイツ・ベルリンに生活と制作の拠点を置いて活動し、立体や映像に加え、3Dプリンタを用いた作品、インターネットをベースにしたプロジェクトなど、多様な形式の作品を世界各地で発表している。

ラリックにとって日本初の個展となる同展では、変形する肉体を描写したアニメーションシーケンスを既存の映画から抽出し、トレースして制作された映像作品をはじめ、現在進行形で取り組んでいる公共機関にアーカイブされた立体の3Dスキャンモデルを制作するシリーズから、1547年にフランス・聖ステファノ教会の葬儀像として制作されたオランジュ公の骸骨を表現した彫刻を、石膏で複製してスキャンした作品が展示される。