時代の移り変わりとともに殺伐としてきたとはいえ、誰かのために役に立ちたいと考える若者もまだまだ多いアメリカ。日本の“情けは人のためならず”という言葉にも近い、 “Pay it forward(恩送り)”という精神を重んじるのは何も高齢者だけではないようだ。このほど米フロリダ州で…。
見ず知らずの人の役に立とう。親切が新たな親切を生み、人の心が温かくなればこの世の中は平和と愛情で満ちてくる…そんな精神から生まれたアメリカの名作映画に『ペイ・フォワード 可能の王国』(2000年)がある。このほどフロリダ州で、マクドナルドのある店舗に勤務するマリザベル・フィゲロアさんという女性が「9日の朝、私が担当していたドライブスルーのお客さんたちに素晴らしい“Pay it forward”の精神を見たわ」とFacebookに興奮気味に綴り、大きな注目を浴びたことを『ABC News』が報じた。