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「シリンジで精液を注入した」13歳養女を妊娠させた男、とんだ釈明(米)

2015年12月14日 19:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

13歳養女を妊娠させた男、シリンジを使用と主張(画像はイメージです)
米ネブラスカ州ダグラス郡から13歳にして妊娠してしまった少女の話題が飛び込んできた。お腹の赤ちゃんの父親は養父。しかし彼は、「性的暴行や強姦などではない。本人も望んだことだ」などと主張しているという。

ネブラスカ州最大の都市オマハで昨年、父親が同じ屋根の下で暮らしている13歳の娘を妊娠させるというあってはならない事件が起きた。妊娠が発覚した昨年11月に少女は警察に相談し、ほどなくして赤ちゃんは流産。胎児から採取したDNAを検査した結果、少女の告白通り赤ちゃんの父親はブランドン・ウェザーズという38歳の養父であると判明し、この男は第一級強姦罪の容疑で逮捕・起訴された。

ブランドンは過去に万引きや空き巣で3件の逮捕歴があり、2001年までは刑務所に出たり入ったりの男であったが、妻ラクエラとともに2013年9月に里親制度に登録。この少女は4歳の時に虐待癖のある母親から引き離され、里親数名のもとを転々とした後、昨年4月にブランドンとラクエラの里子になった。しかし離婚によりラクエラは家を出て行ってしまったという。

少女が15歳の誕生日を迎えた今月8日、その裁判が始まったことを州のメディア『m.omaha.com』が伝えている。少女が「養父と暮らした2か月間、そして家を出てからの4か月間に何度も性的な行為がありました。ピルを飲むよう命じられた時は拒みました。携帯電話を持たされた私は常に居場所を把握され、執拗にメールが来ました」と述べた一方で、ブランドンは未成年者の親族に対する性的暴行という事実を決して認めない。「娘は自ら私に月経の予定日や排卵日まで教えてきたくらいなんです。強姦罪だなんてとんでもない。せいぜい児童虐待かそれくらいのレベルでしょう。しかも私の精液は注射のシリンジから注入されただけです。安全対策は大事ですから」ととんだ釈明を放って法廷を唖然とさせた。またシリンジを用いたのは、万が一の逮捕のために言い逃れの道を作っておきたかったと考えられなくもない。ブレンダ・ビードル検察官はずる賢いこの男の責任を徹底的に追及する構えを見せている。

当局がブランドンと被害者についての情報を把握するようになったのは昨年の夏のこと。サマーキャンプの際、少女が妹と兄に「ブランドンと性的関係にある」と告白したことから彼らがキャンプの責任者に相談し、児童保護当局や警察が介入するようになった。しかし少女は当時、相手は同じ年齢の男子だと嘘をついている。法廷ではその理由について、「ブランドンが好きだった。本当の父親には会ったこともないし、たった一人の父親だから」と辛そうに述べている。少女は現在、児童保護当局の元にいるという。

※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)