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人間の存在意義や関係性を「線」で表現、川内理香子の新作展

2015年12月14日 13:10  CINRA.NET

CINRA.NET

川内理香子『I saw him at the station』 2015, oil on canvas, 1620×1300mm
川内理香子の個展『back is confidential space. Behind=Elevator』が、12月19日から東京・恵比寿のwaitingroomで開催される。

1990年生まれの川内理香子は、多摩美術大学大学院美術学部に在籍しながら作品を制作。公募プログラム『第9回 shiseido art egg』で入選し、今年1月に東京・銀座の資生堂ギャラリーで行われた『shiseido art egg』の展覧会ではドローイングのみという挑戦的な展示内容で『shiseido art egg賞』に選ばれた。

同展は、人間の存在意義や関係性をテーマに、川内の「線」へのこだわりで表現された新作を展示。10点以上のドローイング作品をはじめ、ペインティング作品、針金やゴムチューブ、ネオン管を用いた作品などが展示される予定だ。

なお同展のタイトルである『back is confidential space. Behind=Elevator』には、「後ろと前は同じ」「入口と出口は一緒」といった、世界の不可思議さを問う川内の考えが表現されているという。