みなさまは「Movember(ムーベンバー)」なるキャンペーンを、ご存じでしょうか。
オーストラリア発祥、2003年からスタートしたという「ムーベンバー」は、オーストラリアのスラングMO(口ひげ)とNOVEMBER(11月)をかけ合わせた造語で、男性特有のがん「前立腺がん」の注意喚起を呼びかけるためのチャリティーキャンペーン。
チャリティーと聞くと募金や寄付を呼びかけるイメージだけど、でもこれ、ただのキャンペーンではないんです。
【ムーベンバーに参加したい! しかし、ある条件が】
11月限定で行われるこのキャンペーン、いったい何をするかというと、男性の象徴である口ひげを、11月いっぱい30日間伸ばし続ける。たったこれだけ。
これによって、前立腺がんの検診などによる早期発見や、病気に対する知識を深める機会を持ってもらおうということらしいのですが……「ヒゲがなかなか生えない体質の場合はどうしたらいいんだ……!!」と思われる方も、おそらく少なくないはず。
【ヒゲの代わりにピーナッツバターで万事解決☆】
グラフィックデザインを学ぶマレーシアの学生、Kyle Low(カイル・ロー)さんもそのひとり。
そこで彼が思いついたのが、「ヒゲがないならピーナッツバターを塗りたくればいいじゃない!」という、斬新すぎるアイデアでした。名案ね!
いやいや、なんでやねん。
【ヘーゼルナッツスプレッドでも◎】
アジア人男性はとりわけ、口ひげが生えにくい。また、ビジネスマンにとって身だしなみを清潔に保つことは基本。だからヒゲを1カ月伸ばし続けることなんて、不可能。
そんなとき、ピーナッツバターをヒゲに見立てて塗りたくれば、問題は即解決! ヘーゼルナッツスプレッドでもいいのだそうで、アドバイスとしては、「肌の温度やライトの熱で溶けやすいので、塗って写真撮影したらすぐ、食べてしまいなさい」とのことです。
【髪にも眉にも塗ってね!】
ウェブサイト「Behance」には、ピーナッツバターなどを塗りたくっている男性の姿が紹介されているのですが、これがまあ、えらく衝撃的。
より自然に(?)見せるため、ヒゲだけでなく、髪の毛や眉毛までピーナッツバターまみれになっておりまして、ここまでされるともう、拍手を贈らざるを得ませんっ。
今年の11月は終わってしまったけれど、来年にまたやってくる「ムーベンバー」。もしもそのときまで覚えていたら、このアイデア、あなたのダーリンに教えてあげてね!
参照元:Behance
執筆=田端あんじ (c)Pouch