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『白鯨との闘い』NYプレミアにクリス・ヘムズワースら登場 「一番つらかったのはダイエット」

2015年12月10日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『白鯨との闘い』NYプレミアの様子 Photos by Mayumi Nashida

 『白鯨との闘い』のニューヨークプレミアが12月7日(現地時間)に行われ、クリス・ヘムズワース、トム・ホランド、ロン・ハワード監督らが出席した。


参考:名匠ロン・ハワード最新作、『白鯨との闘い』予告映像&ポスタービジュアル公開


 『白鯨との闘い』は、ハーマン・メルヴィルによる長編小説『白鯨』に隠された真実を描き、2000年度全米図書賞ノンフィクション部門を受賞した『白鯨との闘い』を、『ビューティフル・マインド』のロン・ハワードが映画化した作品。太平洋沖4800kmという死の海域で、体長30メートルの巨大な鯨と遭遇し、船を沈められた捕鯨船“エセックス号”の乗組員たちの漂流生活を描く。


 会場のリンカーンセンターには、世界中から200人を超えるマスコミが詰めかけた。ハワードは、「日本のみなさんこんにちは。今回は日本に行けなくて残念だけど、またお会いできるのを楽しみにしているよ。ぜひ『白鯨との闘い』を劇場で観てください!」とコメントし、日本のファンへラブコールを送った。


 キャストがリアルな漂流生活を再現するために、過酷な減量に挑んだことでも話題を集めている本作。本作の主人公で、エセックス号の一等航海士オーウェン・チェイスを演じたヘムズワースは、「一番つらかったのはダイエットだね。でも、実話を描くためには必要な過程だから避けては通れないことはわかっていた。撮影が終わった時には、パスタとピザを食べたよ。一番食べちゃいけないものだったからね(笑)」と撮影を振り返る。これに対しハワードは、「キャストのみんなは本当に過酷だったはずさ。僕は普段撮影中に怒鳴ったりしないんだけど、キャストの前でピザを食べていたスタッフには怒鳴ったりもしたよ(笑)」と、笑いを交えて撮影時のエピソードを披露した。日本のファンに向けてのコメントを求められたヘムズワースは、日本語で「コンニチハ! アリガトウ!」と挨拶をし、「日本はとても美しいところだし、人々も優しい。和食ももちろん大好きさ」とコメントを残した。


 エセックス号のキャビン・ボーイ、トマス・ニッカーソンを演じたトム・ホランドは、「クリス・ヘムズワースをはじめとした素晴らしい先輩たちと、たくさんの名作を生み出してきたロン(・ハワード)と一緒に仕事ができて幸せだよ。毎日多くのことを学び、この作品は僕の人生の中でも大きなターニングポイントとなった。これからの映画人生の中で何をしたいかが明確になったんだ」と、本作に参加したことの喜びを誇らしげに語った。(リアルサウンド編集部)