展覧会『愛すべき世界』が、12月20日から香川・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催される。
同展は4人の作家がそれぞれの立場から世界を見つめ、そこにある課題と向き合いながら制作した作品を発表する展覧会。参加作家は、2006年に『第31回木村伊兵衛写真賞』を受賞した鷹野隆大、歴史や社会に介入するパフォーマンスや映像作品を制作している丹羽良徳、自身が沖縄出身で性的マイノリティーであることを背景に、沖縄と日本、アメリカの関係性やセクシュアリティーをテーマにした作品を制作しているミヤギフトシ、絵画に描かれた人物や映画女優、歴史上の人物に扮したセルフポートレート作品を発表している森村泰昌となる。
丹羽とミヤギは同展のために新作を制作し、鷹野は1998年から毎日撮影を続けている『毎日写真』シリーズから今年撮影した都市風景の写真を発表。森村は、20世紀の事象を取り上げて検証する作品シリーズから『なにものかへのレクイエム(独裁者を笑え / スキゾフレニック)』を出展する。
なお、展覧会初日には参加作家によるギャラリートークを開催。詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。