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イタリア発ウィメンズブランド「クリツィア」創業者が90歳で死去

2015年12月08日 16:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

クリツィア(Krizia)トップページより
イタリア発のウィメンズブランド「クリツィア(Krizia)」の創業者マリウッチャ・マンデリ(Mariuccia Mandelli)がミラノの自宅で死去した。享年90歳。急死だったとBloombergが報じている。

クリツィア創業者が90歳で死去の画像を拡大

 マリウッチャ・マンデリは教師からファッションデザイナーに転身。1954年に夫のアルド・ピントとともにクリツィア社を立ち上げ、アパレルをはじめハンドバッグやアクセサリー、フレグランスなどを発表してきた。ホットパンツの生みの親としても知られ、80年代にはミラノファッションの重要人物として活躍した。1984年にサンレモ名誉市民に選ばれ、1986年にイタリア共和国コメンダトーレ勲位を受賞。2003年には「made in Italy」の世界的発展に対する貢献が讃えられ、ローマ市から「premio alla Carriera」が贈られた。NY MAGによれば、イタリアの現首相マッテオ・レンツィ(Matteo Renzi)は「独創性と遊び心のある色使いの才能を持ち合わせた彼女は、イタリアのファッション界において常に影響力の大きい存在だった」とコメントしている。
 カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)やアルベール・エルバス(Alber Elbaz)が在籍していたこともある「クリツィア」は、昨年2月に中国の小売グループShenzhen Marisfrolg Fashion Co. Ktdが買収。日本国内では、三陽商会がカジュアルラインとして「エヴェックス バイ クリツィア(EVEX by KRIZIA)」を展開している。