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48年ぶり釈放の死刑囚と獄死した死刑囚、2人の生涯と家族映す記録作

2015年12月08日 10:10  CINRA.NET

CINRA.NET

『ふたりの死刑囚』 ©東海テレビ放送
ドキュメンタリー映画『ふたりの死刑囚』が、1月16日から東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開される。

同作は、『平成ジレンマ』『死刑弁護人』『神宮希林 わたしの神様』など、東海テレビ放送が制作したドキュメンタリー作品を劇場上映している『東海テレビドキュメンタリー劇場』シリーズの第9弾。

死刑囚である袴田巌と奥西勝を題材にした『ふたりの死刑囚』。静岡の味噌会社で4人の焼死体が見つかった「袴田事件」で有罪となり、「死刑囚」のまま48年ぶりに釈放されたが、長年の拘置所生活によって精神に障がいが残る79歳の袴田と、ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」で逮捕され、半世紀にわたって冤罪を訴えてきたが、今年10月に89歳で獄死した奥西の生涯と、彼らの家族たちの姿を映し出す。

ナレーションは、奥西の独房生活を描いた映画『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』で奥西役を演じた仲代達矢が担当。監督は鎌田麗香が務め、プロデューサーとして『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』のメガホンをとった齊藤潤一が名を連ねている。