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カメラスキャンで商品検索できるAmazon新機能に賛否両論

2015年12月07日 17:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

スキャン検索時の画面
Amazonが、iOS向けAmazonアプリの新たな機能として「Amazonアプリ Todayウィジェット」の提供を開始した。ロック画面を解除することなく、注文した商品の配送状況やポイント残高を確認できるというサービスに加え、ワンクリックでカメラを立ち上げてAmazonで探したい商品をスキャン検索することができる機能を搭載。スキャン検索でシャッター音が鳴らないことから、ショールーミング化を懸念する声が挙がっている。

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 今回リリースした「Amazonアプリ Todayウィジェット」では、7月のアップデートで追加されていた機能をワンクリックで操作できるようになった。iPhoneの通知センターからカメラを起動し、スクリーン内に商品を表示させることで商品ページに飛び購入することができる。ワンクリックで名前がわからない商品の検索ができるため、その利便性の高さから注目が集まる一方、ネットでは「カメラ撮影と異なり、シャッター音が鳴らないため、価格比較などのために実店舗でも使用される恐れがある」といった意見も投稿されている。
 店内で客がスマートフォンを使用する施策では、スタートトゥデイがファッションコーディネートアプリ「ウェア(WEAR)」の立ち上げ時に、商品のバーコードから詳細情報を得るスキャン機能を設けたが、店側の理解を得るのが難しく約半年で一般提供を終了。同社は新たにLINE社と提携して客がボタン押下時のみスマートフォンで情報を受信できるビーコン端末を開発し、2016年春から提供を予定している。スマートフォンのカメラ機能を利用して商品情報を得る機能に関しては、今後も意見が分かれそうだ。