同作は、1950年代からニューヨークでインテリアデザイナーとして活動し、94歳の現在も多くの著名デザイナーから敬愛されるアイリス・アプフェルのドキュメンタリー。アプフェルは夫と共に設立したテキスタイル会社で成功を収め、ジャクリーン・ケネディや歴代の大統領からホワイトハウスの装飾を任された経歴を持つほか、2005年には自身のファッションコレクションを集めた展覧会がメトロポリタン美術館で開催された。
映画では、アプフェルが手掛けた展覧会や老舗デパートでのディスプレイ企画、テレビショッピングなどの舞台裏に潜入し、彼女の「成功の秘訣」に迫る。また亡くなった夫カールとの夫婦愛も明かされる。
メガホンを取ったのは『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』などの故アルバート・メイズルス。今回公開された映画のビジュアルにはブルース・ウェーバーが撮り下ろしたアプフェルの写真が使用されている。
