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飲んでも太らない!お酒を飲むときの秘訣

2015年12月07日 00:02  オズモール

オズモール

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忘年会や新年会など、お酒を飲む機会が増える時期。楽しい会には参加したいけれど、太りたくない…という気持ちは女子ならだれしも感じているはず。でも実は「太る原因はお酒をそのものではありません」と、ダイエットコーチのEICOさんは話す。

アルコールは肝臓で代謝される際にエネルギーとして使われることなどから、よほど高カロリーのものを大量に摂取しなければ、アルコール自体のカロリーは完全に燃焼されてしまうもの。ところが、アルコールによって血液循環がよくなることなどにより、胃液の分泌が盛んになって食欲が増進するため、おつまみを食べ過ぎてカロリーオーバーになるのだとか。

「特にビールは炭酸ガスやホップ成分が胃壁を刺激して、ほかのお酒よりも食欲を増進するので、乾杯の1杯以外は避けられたらいいですね。また、アルコールが肝臓で酸化される際に脂肪酸の酸化が抑制されるなどして脂肪の代謝が抑えられます。その結果、摂取したカロリーが脂肪となって蓄積しやすくなるのです。特に揚げ物など油分が多いおつまみは避けたほうがベターです」(同)

また、体内でアルコールが分解されるときに、アセトアルデヒドという物質が肝臓でつくられる。飲み過ぎたときに気持ち悪くなったり、二日酔いになったりするのは、遺伝的な体質や多量に飲んだせいで上手に分解されずに体内に残っているせいなのだとか。

「そうすると、アセトアルデヒドの毒性から内臓を守ろうとして腹部を覆っている腹膜が脂肪を蓄えようとするために、おつまみから摂取したエネルギーを燃焼せずに脂肪に変換して内臓脂肪を発生する、といわれています」(同)

アセトアルデヒドを分解する能力は、遺伝的な体質で差があるけれど、水分を摂取することで尿とともに体外に排出することができるそう。そのため、飲酒時には水か、利尿効果のあるお茶をチェイサーとして一緒に飲むのがおすすめ。

「お酒を飲むときは、お水やチェイサーを飲みながら飲むなど、アルコールと同量の水分を摂るように心がけましょう。もし、飲み会中が難しいなら、帰り道に500mlのペットボトルの水を1本飲む習慣を付けましょう」(同)

そもそもアルコールには利尿作用があるため、体が水分不足になって新陳代謝を低下させる傾向に。だから、水分補給をして代謝を活性化させることは、翌日のむくみ解消にもつながるのだとか。太らずお酒を楽しむために、上手に水分を補給して。

ダイエットコーチEICO
ダイエットサロン桜梅桃李主宰。1年でトータル20kg減を達成し準ミス日本を受賞。これまで700人以上にマンツーマンダイエットを指導。サロンでは「リバウンド率ゼロ」をキャッチコピーに徹底的なカウンセリング、生活スタイル、運動経験、体質などを分析し最適で最短なダイエット方法を指導している。著書に『リバウンドを20回以上くり返した私が最後のダイエットで20キロやせました』(主婦の友社)など。