タサキがスペインブランドと協業、パールの曲線や建築デザインを融合したレザーグッズ発表

ジュエリーブランド「タサキ（TASAKI）」が、スペインのレザーブランド「レリキアエ（RELIQUIAE）」とコラボレーションし、初のレザーグッズコレクション「タサキ ポル レリキアエ（TASAKI por RELIQUIAE）」を発表した。都内で開かれたプレゼンテーションでは、2人のデザイナーがパール特有のアーチをデザインに落とし込んだ上質なバッグやスモールレザーグッズなど、多彩なデビューコレクションを初披露。発売は2016年2月が予定されている。

タサキがバッグやレザーグッズ発表の画像を拡大

　世界各国で活躍するクリエイターとパートナーシップを組んでいるタサキが新たに迎えた「レリキアエ」は、デザイナーのエクター・ハレーニョ・アミエバ（Héctor Jareño Amieva）とアドリアン・ディアス・ロペス（Adrián Díaz López）が2011年にReliquiae Españaを設立し、50年以上続く工房を生まれ変わらせて立ち上げた高級レザーグッズブランド。「かつて愛する人が所有した神聖な遺品」を語源とし、スペインの伝統工芸やクラフツマンシップを尊重しながらコンテンポラリーなデザインを生み出している。
　「タサキ ポル レリキアエ」のレザーグッズは、きめ細かい質感と独特の柔らかさが特徴のカーフレザーをはじめとする素材の調達、皮革のなめし、メタルパーツの製作、縫製など主な制作過程をスペインの伝統的な製法で行っており、「タサキのクラフトマンシップに対する姿勢と共通する」（エクター）という。スペインの現代アートや建築などにインスピレーションを得て、シンプルかつモダンで構築的なデザインが特徴。シグネチャーコレクションの「Archy（アーチィ）」シリーズは、パールの曲線を思わるアーチと、アストゥリアスのプロアサ地区にある水力発電所が持つ彫刻的建築物の要素を併せ持つ。ファーストコレクションは、スペインの豊かな自然や街並みから着想した16色のカラーパレットで、バッグ12型とスモールレザーグッズ6型を展開する予定。2人のデザイナーは、この新コレクションを通じて「伝統とデザイン、そしてものづくりへの愛情を伝えていきたい」と語っている。