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F1アロンソ、MotoGPマシン『RC213V』でサプライズ・ライディングを披露

2015年12月06日 19:01  AUTOSPORT web

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RC213Vに跨ったフェルナンド・アロンソ
ホンダのモータースポーツファン感謝イベント『Honda Racing THANKS DAY 2015』に初参加したマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがイベントのフィナーレで“サプライズ走行”を披露した。

 午後からのNSX CONCEPT-GTのドライブに続き、N-ONEのスペシャルレースにも参加するなど、その後も分刻みのスケジュールに追われたアロンソだが、その顔は終始笑顔に包まれていた。

 アロンソは、イベント終盤の『Challenging Spirits of Honda Sports Part2~レーシングマシンの軌跡~』で待望のF1走行も披露。1991年にマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナが最後のドライバーズタイトルを獲得したMP4/6(この日用意されたのはゲルハルト・ベルガー車)に乗り込むと、RA301に乗る佐藤琢磨とスーパースピードウェイを2周し、最後も走り足りないとばかりにピットレーンでホイールスピーンをみせるなど、憧れのマシンとホンダのV12パワーを思う存分に味わった。

 そして、最後の舞台となったフィナーレでは2輪のライディングスーツに身を包んだアロンソがHRC(ホンダ・レーシング)のMotoGPマシン『RC213V』に跨り、ロードコースにさっそうと登場。NSX CONCEPT-GTをドライブした2輪ライダーのマルク・マルケスを従え2周したアロンソは、慣れたバンクでコーナーに飛び込むなど、2輪でもさすがのライディングを披露。走行前に「転ばなければいいなぁ」と語っていた中本修平HRC副社長の心配もよそに、最後まで見事な走りをみせ、ファンを大いに喜ばせた。

 この日、イベントを前にSNSで“リトル・サプライズ”を予告していたアロンソ。ファンに思い通りのサプライズを届けた彼は最後までスタンドを埋めた多くのファンに何度も手を振り、笑顔でもてぎを後にした。