12月6日、筑波サーキットで開催された『スピード×サウンド トロフィー』は、多くのファンを集め数多くのイベントとともに盛況に終わった。
この『スピード×サウンド トロフィー』はオートスポーツやレーシングオン等々、モータースポーツ/クルマ関連雑誌が合同で開催しているイベント。早朝からサーキット周辺の駐車場には多くの列ができ、スタンドや解放されたパドックエリアは非常に多くのクルマ好きでにぎわいをみせた。
早朝から『元祖 筑波スーパーラップ』をはじめ、『チューナーズバトル』や『スーパーカータイムアタック』等、チューニングカーやスポーツカーファンにはたまらないイベントが数多く開催されたほか、D1マシン筑波全周ドリフト等、ドリフト好きに嬉しいイベントも。
また、レーシングオン誌による『レジェンド・オブ・レーシング』では、非常に懐かしいミナルディM190・コスワースがデモランを行った。25年も前のF1だけに全開走行という訳にはいかなかったが、3.5リッターV8のDFRエンジンの快音を筑波に響かせた。
筑波に集ったファンの度肝を抜いたのが、オートスポーツによる『可夢偉×SF14フルアタック』。筑波ではビッグフォーミュラの走行はほとんど行われていないが、アジア最速のフォーミュラカーであるSF14・トヨタと小林可夢偉という夢の組み合わせにより、早朝の慣熟走行で早くも筑波のコースレコードをブレイクした。
さらに、12時50分からの走行ではセットアップを煮詰め、15時10分からの本番アタックではニュータイヤを投入すると、多くのファンがじっと見守る中で44秒008というコースレコードタイムをマーク。ファンはもちろん、サーキットに居合わせたチューニング業界をも驚かせていた。