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BUMP OF CHICKEN・藤原基央、『SONGS』で作詞について語る「知ってる気持ちと経験したことしか書けない」

2015年12月06日 11:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『SONGS』公式HP

 BUMP OF CHICKENが、12月5日放送の『SONGS』(NHK総合)に出演。『紅白歌合戦』出演が決定したことを機に、数々の代表曲を披露したほか、ロングインタビューでは現在の心境を語った。


(参考:BUMP OF CHICKENの曲はなぜ感情を揺さぶる?


 “大人の心を震わせる音楽番組”をコンセプトに掲げ、様々な形でアーティストの歴史を振り返る同番組。


 冒頭、番組ではスタジオライブで「天体観測」を演奏した映像をオンエア。その後、バンドのインタビュー場面へと映像が切り替わり、藤原基央が「詞に関しては時間が掛かるんですね」と歌詞の作り方について告白。続けて「その時本当に自分が言いたいことは何かって考えたりするんですけど、心から言いたいことなんて、突き詰めるとそこまで周囲には無かったりして。生きることとか死ぬこととか、笑うこととかお腹が減ったとか、知ってる気持ちと経験したことしか書けないと思います」と自身の作詞論を述べた。


 2曲目に「花の名」を演奏したBUMP OF CHICKENは、続けて初音ミクとのコラボで話題になった「Ray」を4人編成バージョンで披露。その後、バンド結成のきっかけについて、升秀夫は「スポーツとかできないし、あまり悪いこともしないけどモテたいという気持ちがあって、藤原君に声をかけた」と語り、藤原に声をかけた理由について「彼は学校の至る所でテレビで流行ってる曲や校歌を歌ってたから。胸倉掴んで『俺と一緒にロックを変えようぜ』って言った。モテたかったからさ(笑)」と続け、藤原は「単純に苦しかったですよね(笑)」と当時を振り返った。


 また、バンドにとって初めての日本語詞であり、原点となった「ガラスのブルース」の完成時について、直井由文は「日本語って良いねと思った」、増川弘明は「衝撃的でした。言葉と曲が同時に刺さってくるというか」と振り返り、藤原は「日本語で歌詞を書いて曲を作ることをちょっとずつやっていって、16歳の時に出来た曲です」と語り、同曲を演奏したところで番組が終了した。


 BUMP OF CHICKENがバンドの原点を振り返りつつ、近年の楽曲も披露した今回の放送。次回12月12日には近藤真彦が出演する予定だ。(向原康太)