トップへ

シャネル サンマルコ大聖堂の「獅子像と星のモザイク」修復を支援

2015年12月05日 19:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ヴェネチア・サンマルコ大聖堂 Image by: CHANEL
「シャネル(CHANEL)」が、ヴェネチア・サンマルコ大聖堂の獅子像とゴールドの星が散りばめられたモザイクの修復を支援した。ヴェネチアは、最愛の人を不慮の事故で亡くしたマドモアゼル シャネルが傷ついた心を癒したとされる街。マドモアゼルの星座でもある「獅子」と、1932年に初めてファインジュエリーを発表した際に使用された「星」は、現在でもブランドにとって象徴的なモチーフとして時計や宝飾のクリエーションに度々登場している。

シャネル サンマルコ大聖堂の獅子像を修復の画像を拡大

 サンマルコ大聖堂の獅子像とブルーのモザイクの修復は、「ヴェネチア保護のためのフランス委員会」が実施するプログラムの一環として実施。ヴェネチアのシンボルでもある獅子像は2013年末に一度建物から取り外され、獅子像を構成する金属を洗浄。三層重ねの特別な金メッキコーティングやワックスの保護コーティングを施すなどし、1,300時間をかけて獅子像を元の位置に戻したという。また、星の模様をあしらったモザイクは各ピースを徹底的に洗浄することからはじめ、損傷を受けた多くのパーツは専門のアトリエで元の構造に修繕。32週間をかけ600個のブルーのテッセラタイルと200個のゴールドのテッセラタイルを取り換えることで、獅子像とともに輝きを取り戻した。