トランジットが"東京タワーの絶景付き"新オフィスビル公開、今後リノベホテルの構想も

トランジットグループが手がける新たなコミュニティープレイス「ザ ワーカーズ アンド コー（THE WORKERS&CO）」が12月に完成し、内部が関係者向けに公開された。同グループの不動産事業で18件目となる物件で、古いビルをリノベーション。来年以降もクリエイターズオフィスを中心とした複数の物件が完成を予定しているほか、リノベーションホテルの開業も視野に入れているという。

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　東麻布に位置する「ザ ワーカーズ アンド コー」は、飯倉の交差点付近にオープン。延床面積は2,039平方メートルで、地下1階から地上10階までの11フロアとルーフトップで構成される。インテリアデザインは様々なショップデザインを行うLINE-INCが担当。施設のトータルディレクションはリアルゲイト、共用部等のメインプロデュースはトランジットジェネラルオフィス（TRANSIT GENERAL OFFICE）が手がけ、宮田翔やとんだ林蘭など日本人アーティストによる作品を取り入れトランジットらしさを表現したという。共用のミーティングルームが配置されるオフィスフロアは地上2階から10階で、36室を用意。最低限のインフラを完備した「クォータースケルトン」方式で引き渡しを行い、一定の条件をクリアすることで原状回復義務を免除する「コア＆シェル・リーシングシステム」を採用し、クリエイティブなオフィス作りを実現可能にした。バーカウンターを完備したルーフトップは休憩スペースとして開放し、東京タワーが目の前に広がるダイレクトな景色を楽しむことができる。地上1階には来春オープンする徳島の上勝町のマイクロ・ブリュワリー「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store」が「RISE&WIN BREWING Co. KAMIKATZ TAPROOM」として東京に初出店。地下1階にはフィットネス施設が入居する予定だ。
　同物件について、中村代表は「東京タワーの絶景を見て即決した」とコメント。すでに約9割の部屋が契約締結済みで、「ブルックリンやNYにあるシェアオフィスのようなカルチャーを日本に根付かせたい」と話している。今後は「リノベーションオフィスのノウハウを活かしてリノベーションホテルもやりたい」とホテル事業の拡大に意欲を見せている。
■THE WORKERS&CO住所：東京都港区東麻布1丁目4－2アクセス：都営大江戸線「赤羽橋」 徒歩6分　　　　　東京メトロ南北線「麻布十番」徒歩9分　　　　　東京メトロ日比谷線/神谷町　徒歩9分構造・規模：鉄骨鉄筋コンクリート造　地上10階地下1階陸屋根建延床面積：2,039.3平米（616.8坪）区画面積最少面積：18.0平米～最大面積139.59平米 / 1 Floor（予定）賃料最低価格：140,000円（予定）～最高価格750,000円（予定）