2015年の世界ラリー選手権(WRC)にシトロエンから参戦したクリス・ミークが、2017年にWRCへ復帰するトヨタのWRCプログラムに合流する可能性があると英AUTOSPORT.comが報じている。
ミークは今季ドライバーズランキングで5位と苦戦したものの、第4戦アルゼンチンでは自身初の勝利を飾っているほか、最終戦ラリーGBでも2位表彰台を獲得するなど速さをみせていた。ミークとシトロエンの契約は今シーズンまでとなっており、両者は現在、契約延長に関する交渉を行っているとみられている。
そのミークが先日、フィンランド・ユバスキュラにあるマキネン・レーシングの拠点を訪問。この場でマキネン自身から複数年契約を持ちかけられたという。
自身の将来についてミークはコメントを避けているものの、今季最終戦ラリーGB後には2016年は忙しい年になるとコメントしている。
英AUTOSPORT.comに対し、トヨタのWRCプログラムを指揮するマキネンは「クリスはとてもいい人物だ。彼のことはとても好きだし、つい先日も彼と会っている。それは認めるよ」と語っている。
「クリスは我々のチームには理想的な人材だよ」
マキネンは17年のWRC復帰時には最低2台のヤリスWRCを参戦させたい意向を示しているが、現時点でドライバーは決定しておらず、交渉を行っているとコメントしていた。