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WTCCの2016年カレンダー発表。もてぎ戦は9月4日

2015年12月03日 13:01  AUTOSPORT web

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WTCCの2016年開催スケジュールが発表された。
世界ツーリングカー選手権(WTCC)は2日、2016年の開催スケジュールを世界モータースポーツ評議会(WMSC)に提出。WMSCはこれを承認した。来季は全12戦での開催となるが、開幕戦の開催地が未定となっている。

 事前の噂通り、2016年カレンダーに新しいラウンドの追加は行われなかった。未定となっている開幕戦はロシアで行われると見込まれており、開催地はこれまでのモスクワレースウェイからF1も開催されるソチに移されるとみられている。

 そのほか、現地プロモーターとの合意が遅れている影響で今年は3月に行われたアルゼンチンラウンドが8月に移動しているほか、スロバキアラウンドが6月から4月に前倒しされている。

 WTCCの責任者フランソワ・リベイロは「現在、最終調整を行っている段階だが、来季も全12ラウンドを開催するということが重要だ」と語った。

「クリスマス休暇までには調整が済み、2016年カレンダーの確定版を発表できると思っている。これまでと同様、バラエティ豊かでチャレンジングな開催地で引き続きレースを開催できて嬉しいよ」


 また、来季のWTCCはレースフォーマットにも変更が加えられる、決勝日に行われる2レースのうち、レース1はノックアウト予選Q2のリバースグリッドで争われ、“メインレース”となるレース2は予選Q3の結果通りのグリッドで行われる。

「これまで予選最速だったドライバーが週末最後のレースではグリッド最前列にいなかった。レース1/レース2というコンセプトをファンやメディア、ゲストに理解してもらうのはかなり苦労したんだ」とリベイロ。

「FIAやマニュファクチャラー、チーム、ドライバーと協議して、シンプルなレースフォーマットへ変更することにしたんだ」

「フォーマットを変更した目的は誰でも理解しやすく、レースウィークの最後まで観客を惹きつけられるようにすること。すでに多くのスポーツでは同じ取り組みを行っている」

「ただ、リバースグリッドも我々にとって重要な要素なんだ。だから“オープニングレース”に採用することにした」

 また、2016年のWTCCでは予選後、新たにタイムトライアル形式の“MAC3”が行われることとなった。これはツール・ド・フランスなどの自転車競技からインスパイアされたもので、各マニュファクチャラーから3台ずつが参加し、サイド・バイ・サイドの状態からコースを2周~3周(ニュルブルクリンクは1周)。3台の合計タイムが最も速かったマニュファクチャラーに選手権のボーナスポイントが与えられる。

世界ツーリングカー選手権 2016年開催スケジュール(2015年12月2日時点)
日程 開催地 サーキット
3月20日 TBC(後日発表) TBC(後日発表)
4月3日 フランス ポール・リカール
4月17日 スロバキア スロバキアリンク
4月24日 ハンガリー ハンガロリンク
5月8日 モロッコ マラケシュ
5月28日 ドイツ ニュルブルクリンク北コース
6月12日 ポルトガル ビラ・レアル
8月7日 アルゼンチン テルマス・デ・リオ・オンド
9月4日 日本 ツインリンクもてぎ
9月25日 中国 上海国際サーキット
11月6日 タイ ブリーラム
11月27日 カタール ロサイル・サーキット