1日当たり平均で670mgものカフェインを摂取してきたという67名の患者が、その研究チームのもとでカフェイン依存症克服プログラムを受けた結果、最終的には4分の3の患者において1日あたりインスタントコーヒーで2杯、つまりカフェイン摂取量を200mg未満まで落とすことに成功したと医学誌『Consulting and Clinical Psychology』に発表したのは医学界の名門ジョンズ・ホプキンズ大学(ボルチモア)、およびアメリカン大学(ワシントンD.C.)の合同研究チームであった。彼らはカフェインの頭痛、疲労感、風邪の諸症状の緩和、パーキンソン病患者の症状緩和、長距離ドライブにおける覚醒作用、そして優れた精神作用効果は世界が認めた通りだとするも、摂りすぎは睡眠障害だけではなく心配や不安傾向、神経過敏、胃の不調、張り詰めた緊張感などの副作用があると警告した。