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4DXホラー『ボクソール★ライドショー』初体験に岡本夏美ら驚愕「たくさんの仕掛けにびっくり」

2015年12月02日 19:21  リアルサウンド

リアルサウンド

『ボクソール★ライドショー』試写会レポ

 日本初の“4DX”専用ホラームービー『ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出!』の最速プレミア試写会が12月1日、東京・ユナイテッド・シネマとしまえんにて行われた。本作が初の主演作となる岡本夏美をはじめ、共演の渡辺恵伶奈、松本妃代が舞台挨拶を行った。


参考:『劇場霊』が切り拓くJホラーの新境地ーー不条理性に根ざした恐怖演出を読み解く


 廃校で肝試し生中継に挑んだ新人アイドル3人組が、恐怖体験に巻き込まれていく姿を描いた本作。体当たりで演技に臨んだという岡本は、「朝から晩まで走っていたので、汗だくになりながら戦っているシーンが多かったです。友だちを助ける役だったので、正義感は意識していました」と振り返る。続いて「普段も正義感はあるほうですか?」という質問に対しては、「(正義感は)ありますけど、自分で言ってもいいんですかね!?」と笑顔で答えると、共演の渡辺と松本から「すごいしっかりしてます」「助けられました」と称えられた。


 本作を手掛けたのは、「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズなどの白石晃士監督。監督から表情の演技を褒められたという渡辺だが、「本当に怖いのが苦手で、ここだけの話、事務所にも『ホラーだけはやめてください』と言っていました」と本音を吐露し、「ひとりじゃ寝るのも怖いと思っていましたが、(宿泊先が)3人とも同じ部屋だったので安心しました。絶対ひとりだったら乗り越えられなかった」と明かした。すると岡本も「3人だからこそ乗り越えらた。温泉にも3人でいきましたし、修学旅行みたいでした」と思い出を振り返った。


 おばけにとり憑かれる役を演じた松本は、「ふたりとは別で撮影することが多かったんですけど、別の場所でも『キヨ! キヨ!』と私を探してくれている声が聞こえていたので、みんなと一体感を感じることができました」と撮影のエピソードを明かした。続けて、監督の印象をきかれると「もともと白石監督のモキュメンタリーの手法に興味があって、一緒に現場に入ってみて、まわりのことも先のこともいろんなことを計算しながら撮影されていると感じました」と語った。中学1年生時に「カルト」(2013)で白石監督とタッグを組んだ岡本は、「今回はたくさん会話する機会があったので、距離が縮まったかなと思います」と喜びを表した。



 舞台挨拶終了後、実際に4DXを体験した3人が、激しく揺れる椅子や前方から吹き出す水など、臨場感のある映像体験に驚きの声を上げる場面も。初めて4DXで鑑賞したという岡本は「こんなにたくさんの仕掛けがあることにびっくり。お客さんも一緒に戦っている気分になってほしい」と率直な感想を述べた。そして、同じく4DX初体験の渡辺も「私たちが撮影している時と同じ感覚が味わえました。すごいライド感があって、アトラクションとしても楽しい」と興奮気味に語り、最後に松本が「普通の映画のつもりで見ると良い意味で裏切られると思います。白石監督のリアリティのある映像と、4DXの臨場感が一体化して新しいジャンルの映画になっています」と本作の魅力を語った。(リアルサウンド編集部)