2016年秋に全国で公開される細川徹監督の映画『オケ老人!』の追加キャストが発表された。
荒木源の同名小説をもとにした同作は、勘違いから老人ばかりのアマチュアオーケストラ「梅が岡交響楽団」に入団し、指揮を務めることになった数学教師の小山千鶴が、老人たちと共に音楽を作る喜びに目覚め、成長していく様を描いた作品。地元のエリートオーケストラ「梅が岡フィルハーモニー」と間違えて、梅が岡交響楽団に入団してしまう主人公の千鶴を、映画初主演を果たす杏が演じる。
今回出演が明らかになったのは、千鶴の後輩の英語教師・坂下役の坂口健太郎、梅が岡交響楽団のコンマス・野々村秀太郎の孫で、千鶴が勤務する高校の生徒・和音役の黒島結菜、梅が岡フィルハーモニーのコンマスで、大型電気店である大沢電器の社長・大沢電器の社長役の光石研。さらに梅が岡交響楽団のメンバーとして、商店街にある電気店を経営する野々村秀太郎役の笹野高史をはじめ、左とん平、小松政夫、藤田弓子、石倉三郎、喜多道枝、茅島成美、森下能幸の出演も発表された。
クランクアップを迎えた杏は「初主演映画でしたが、大先輩方があまりに多く、みなさん相当飛ばしていくので、テンションが持つかととハラハラしました。(笑)1日中その高いテンションを持続されていたので、体力の持続にびっくりしましたし、遊び心や若さというものも大先輩達の方があったなと思います」と語っている。
■杏のコメント
初主演映画でしたが、大先輩方があまりに多く、みなさん相当飛ばしていくので、テンションが持つかととハラハラしました。(笑)1日中その高いテンションを持続されていたので、体力の持続にびっくりしましたし、遊び心や若さというものも大先輩達の方があったなと思います。
そしてスタッフキャストのみなさまに囲まれて支えていただいたので、気負いなくのびのびと乗り切ることができました。みなさんとの絆が着々と根をはって、1つの花を咲かせることができたなと思っております。
クラシックは敷居の高いもので、お金持ちじゃなきゃできないイメージだったのですが、こうしてアマチュアのオーケストラで老人たちが一所懸命弾いている姿を見て、みんなで1つのことを成し遂げるというのは楽しいですし、尊いことですし、大事なことだなと改めて感じました。
好きなことをやるのに年齢や環境は関係ない、想いさえあれば楽しく挑むことができるんだ、やりたいことをやっていいんだというメッセージが伝わればいいなと思います。
笑って泣いて明日もまた頑張ろうとか、新しいことはじめてみようかなという大きな力と、元気をもらえる思える作品になっていますので、若い方だけではなく、お年を召した方にも観ていただきたいし、ただただ気楽に楽しんで元気になっていただければなと思います。