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ブラジルが最も愛した建築家リナ・ボ・バルディの日本初の展覧会が開催

2015年12月02日 09:02  Fashionsnap.com

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ガラスの家、ピロティから2階への階段に立つリナ(1951年 Francisco Albuquerque撮影)
イタリア人の建築家リナ・ボ・バルディの日本初となる展覧会が、ワタリウム美術館で開催される。グラフィックデザインはグルーヴィジョンズ(groovisions)が手がけ、異国ブラジルで最も愛されたというリナ・ボ・バルディの建築家としての活動を約4ヶ月間にわたって公開する。会期は12月4日から2016年3月27日まで。

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 リナ・ボ・バルディは1914年にローマで誕生。ローマ大学建築学部を卒業後、ジオ・ポンティ(Gio Ponti)のもとでインテリアデザインやイラストなどの仕事に取り組む。1946年には美術評論家でディーラーのピエトロ・マリア・バルディと結婚し、戦争で傷ついたイタリアからブラジルに移住。1948年に自身の会社ダルテ・パルマを設立し、サンパウロ美術館やシティ・ホールの設計、バイーア現代美術館の館長就任、展覧会の開催など様々な活動を行い、1992年に死去した。
 展覧会では、自身初の作品で夫妻の自邸でもある「ガラスの家」をはじめ、代表作の「サンパウロ美術館」「sescポンペイア文化スポーツセンター」などをドローイングや写真、映像、新作模型で紹介。建築家の妹島和世による監修と周防貴之のデザインで、空間の一部に作品を再現したスペースが設置される。
■リナ・ボ・バルディ展会期:2015年12月4日(金)~2016年3月27日(日)会場:ワタリウム美術館(東京都渋谷区神宮前 3-7-6)休館日:月曜日[12/7, 12/14, 21, 28, 1/11と3/21は開館] 12/31-1/4は休館開館時間:11時より19時まで [毎週水曜日は21時まで延長]入館料:大人 1000円 / 学生[25歳以下] 800円 / 小・中学生 500円 / 70歳以上の方 700円ペア券:大人 2人 1600円 / 学生 2人 1200円