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マクラーレン・ホンダ、トップタイムでシーズンを締めくくる:ピレリF1タイヤテスト

2015年12月02日 07:41  AUTOSPORT web

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2015年ピレリF1タイヤテスト(アブダビ) ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)
12月1日、ピレリのF1タイヤテストがアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われ、マクラーレン・ホンダMP4-30をドライブしたストフェル・バンドーンがトップタイムをマークした。

 2015年最終戦の2日後、ピレリタイヤの合同テストが朝9時から12時間にわたって行われた。このテストの主な目的は来季初めて導入されるウルトラソフトのさまざまなバージョン、また新しいコンストラクションを試すこと。チームは新しいパーツのテストやセッティング変更を行うことはできず、タイヤのスペックも知らされずに走る“ブラインドテスト”で、さらにテストは外部に非公開の状態で行われた。

 テストには全10チームが参加。メルセデスはパスカル・ウェーレイン、フェラーリはセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネン、ウイリアムズはバルテリ・ボッタス、レッドブルはダニエル・リカルドとダニール・クビアト、フォース・インディアはアルフォンソ・セリスJr.とニコ・ヒュルケンベルグ、ロータスはジョリオン・パーマー、トロロッソはカルロス・サインツJr.とマックス・フェルスタッペン、ザウバーはアデリー・フォンとマーカス・エリクソン、マクラーレンはバンドーン、マノーはリオ・ハリアントとジョーダン・キングをそれぞれ走らせ、レースドライバー9人を含む全16人が走行を行った。

 まずは全ドライバーが、アブダビGPでチョイスされたスーパーソフトタイヤとソフトタイヤでマシンセットアップの確認のために走行。テスト開始から1時間半後に新ウルトラソフトと新たなコンストラクション(フロントとリヤ)のプロトタイプタイヤのテストがスタートした。ピレリはここに数種のウルトラソフトコンパウンドを持ち込んでおり、最終的にこのうちひとつを来季用に選ぶことになる。プロトタイプタイヤにはサイドウォールにカラーは入れられておらず、その他のタイヤには通常どおりのマーキングがなされていた。

 テストは朝9時にスタートし、夜9時近くまで、ランチブレークなしで行われた。12時間にわたるテストは1日のテストとしてはF1史上最長。


 バンドーンはMP4-30で99周を走行、1分44秒103で、この日参加した16人の中で最速タイムを記録した。バンドーンは走行距離に関しても16人の中で3番手に位置する周回数を走りこんでいる。

 2番手はフェラーリのキミ・ライコネン。ライコネンのタイムはバンドーンと0.353秒差の1分44秒456。3番手にはザウバーのマーカス・エリクソンが1分44秒480で続いた。以下、パーマー(ロータス)、ベッテル(フェラーリ)、ウェーレイン(メルセデス)、リカルド(レッドブル)、フェルスタッペン(トロロッソ)、ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、ボッタス(ウイリアムズ)、クビアト(レッドブル)、サインツJr.(トロロッソ)、フォン(ザウバー)、セリスJr.(フォース・インディア)、ハリアント(マノー)、キング(マノー)という順だった。

 直前に行われたアブダビGPでのポールポジションタイムはニコ・ロズベルグ(メルセデス)の1分40秒237、レース中のファステストタイムはルイス・ハミルトン(メルセデス)の1分44秒517だった。

 次回はウエットタイヤのテストが2016年1月25日から26日にポール・リカールで行われる予定となっている。