トップへ

光石研 菜々緒ファンから「お前が相手役とは」とメールくる

2015年12月01日 17:50  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

写真
『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(毎週火曜夜10時~、関西テレビ・フジテレビ系)に出演中の光石研。 「僕の周りでも何人も菜々緒さんのファンがいまして。メールをすごくいただくんですよ。“羨ましい”“お前が菜々緒さんの相手役とは!”と(笑い)。彼らの思いを背負いながら、擬似ではありますが、とにかく菜々緒さんのことを好きで好きでたまらなくなってやろうという思いで演じています」 サイコキラーの橘カラ(菜々緒)の標的になったのは、里見(松坂桃李)の同僚刑事で恋人の夕貴(木村文乃)。光石は気の毒になるほどカラに従順な恋心を捧げ、尾行や証拠撮影など、すっかり優秀な手駒となった渡公平を演じている。 「渡との共通点? 僕も若いときから全然モテなかったんです。だから、演じるうえでの糸口になっているのかもしれないですね(笑い)」 意外なことに俳優を目指したことは1度もなかったと笑う。芸能界入りのきっかけは高校生のとき。友達が映画『博多っ子純情』('78年)のオーディションに応募し、見事、主演に抜擢された。 「ジャニーズ事務所の応募で聞くような話ですけど、本当にそうだったんですよ(笑)。“仲のいい3人組で出よう”と。ただ、応募した彼だけが落ちて、もう1人もその1本だけでやめて。それで、いまだに僕だけが俳優をやっているんです」 若者役もできなければ父親役もハマらない30代は、役者としての苦労があった。しかし、今や連ドラかけ持ちは当たり前の名バイプレーヤーに。 「いやいやいや。当時の思いがあるから、やっぱり、お仕事をいただけなくなるのが心配でしょうがないです。本当に怖いです」 穏やかできまじめ。柔らかな雰囲気がダンディーだ。趣味を尋ねると、こんな答えが。 「昔はサッカーや野球なんかもやっていたんですが、余暇に遊んでいちゃいけない気がして。もっと仕事に直結したものをと思いまして。体力作りのためのマラソン、現場に自分で行けるから車の運転。あとは、渡を演じて帰宅するとやっぱり興奮しているので、クールダウンのためにレコードを聴きながらお酒を飲んでいます。これといったものはないんですよ(笑い)」 奥さんと暮らす自宅には、アンティーク家具や小物がズラリ。 「年に1回だけお休みをもらって、海外旅行に行くんです。そのとき、現地の蚤の市とか泥棒市とかを回って、家具を買うことが唯一の楽しみなんです」 ちなみに、お子さんは? 「いないんです。だから、こんな感じで俳優業をやっているんですよ(笑い)」 撮影/伊藤和幸