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熊谷隆志がディレクション「CPCM」店内公開 カリフォルニアの人気店など揃え原宿を大人の街に

2015年11月28日 11:02  Fashionsnap.com

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熊谷隆志 Image by: Fashionsnap.com
熊谷隆志がディレクションするクラフト&カルチャーショップ「シー・ピー・シー・エム(CPCM)」が11月28日、明治通り沿いにオープンした。店内にはカリフォルニア発のブランド「アール・ティー・エイチ(RTH)」が日本初のショップインショップを構えるほか、日本やアメリカでセレクトした多様なアイテムをラインナップ。リーズナブルなものから100万円超のヴィンテージまでを揃え、熊谷隆志は「他では見つからない日本で唯一のセレクトショップにしたい」と話している。

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 「CPCM」の面積は926平方メートルで、運営を手がけるパル本社の地上1階と2階にオープン。入り口は5メートルの樹木や自然、鳥の巣箱などで飾られ、屋外にいるような空間を演出している。1階には「RTH」のショップインショップをはじめ、「Broome Street General Store」による期間限定ポップアップストアなどを配置。店内奥では熊谷隆志の実家が営む南部鉄器の鈴木盛久工房や益子焼など日本のクラフト文化に根付くアイテムを取り扱う。2階に続く階段には自身の好きな言葉をあしらい、壁面にポートランドのロリ・ディー(Lori D)が描いた熊谷隆志の似顔絵入りアート作品を展示。2階奥では熊谷隆志の自宅に近いという空間のなかで買い物を楽しむことができる。日本未上陸ブランドを含むクラフトからライフスタイルグッズ、アクセサリー、アパレルまでがラインナップされ、今後はオリジナルアイテムを増やしていく考えだ。また、「ガーデンハウスクラフツ(GARDEN HOUSE CRAFTS)」3号店が出店し、コーヒーなども提供される。
 「CPCM」に費やした準備期間は半年間。熊谷隆志は「苦労したことは特になく、ただ好きなものを並べた。駒沢にあるパーソナルショップ『ウィンダンシー(WIND AND SEA)』ではできなかったことをここで実現できた」と話す。原宿は若者が多く安価なものが売れる傾向にあるが、Audi フォーラム東京や表参道ヒルズから大人の客層を取り込み、街の人の流れを変えていきたいという。「美術館に来るつもりでのんびり過ごして欲しい。デートスポットの一つになってもいいと思う」とコメントしている。
■CPCMオープン日:2015年11月28日(土)住所:東京都渋谷区神宮前6-12-22 1&2F
公式サイト