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ドイツ発祥のクリスマスマーケットって?

2015年11月28日 00:02  オズモール

オズモール

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11月が終わりに近づくと、ヨーロッパでは本格的なクリスマスシーズンに突入。クリスマスの準備期間“アドベント”を迎え、各地でクリスマスマーケットがスタートする。

クリスマスマーケットの発祥の地はドイツ。1434年から続くドレスデンのものが世界最古として有名だけれど、「歴史はもっと古く、その50年以上前から始まっているんですよ」と、ドイツ史に詳しいドイツ観光局の大畑悟さん。


「1384年にドレスデン近郊の町・バウツェンで開催された自由肉市が起源。当時、アドベントはキリスト教の断食期間にあたり、肉が売れなくなった。そこで、精肉店の組合が国王の許可を得て、“クリスマス用の肉”との名目で肉の市場を開いたんです」。そして、厳しい冬を過ごしていた人々にとって、自由肉市は大きな楽しみになり、やがて菓子、オーナメントなど、クリスマスを彩る商品を扱うように。現在ドイツでは150カ所以上でクリスマスマーケットが開かれ、その美しい光景はまるでおとぎの国のよう。

「今も昔も、ドイツの人々はクリスマスマーケットが大好き。体を温めてくれるグリューワイン(ホットワイン)を片手に買い物をしたり、焼きソーセージでお腹を満たしたり。そんな過ごし方が定番です」

ドイツのクリスマスマーケットは街の中心地の広場で行われ、土地ごとに雰囲気がさまざま。例えば、グリューワインのカップはマーケットごとにデザインが異なり、味わいもそれぞれに個性が。「だからこそ、クリスマスマーケット巡りをして、お気に入りを見つけるのが楽しいんです」

近年は、都内各地でも行われているクリスマスマーケット。とっておきのクリスマスアイテムを見つけるのはもちろん、いろいろなスポットを巡って、自分好みのマーケットを探すのもいいかも。


◆六本木ヒルズのクリスマスマーケットは今年で9回目


ドイツ・シュツットガルトのクリスマスマーケットを再現したこちらには、今回は初出店を含む11店舗が登場。オーナメントやマグカップなど約1000種類以上ものクリスマス雑貨や本格的なドイツ料理が楽しめる。

◆パーティを盛り上げるアイテム探しなら表参道ヒルズへ


クリスマスグッズや、個性派ギフトにぴったりの品物を扱うショップのほか、グロッサリーやカフェなど20店以上が参加。吹き抜けに設置された高さ8mのツリーが気分を高めてくれる。

◆東京スカイツリータウンにはあったかメニューが充実


本場ドイツを思わせるかわいいヒュッテ(ヨーロッパ式小屋)がずらり。屋外で開催されるマーケットには、グリューワインや揚げたてのチュロスなどクリスマス気分を満喫できる温かいメニューもいろいろ。