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「排尿年齢チェック」のススメ。あなたの尿トラブル、本当に“歳のせい”?

2015年11月27日 20:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

“排尿年齢”をチェックしてみよう
夜中に何度もトイレに起きる、残尿感がある、少し漏れるなど排尿の悩みは、他人には話しにくいもの。しかし尿は“健康のバロメーター”とも言われるように、自身の健康状態を知る目印であり、不調を放置するのは避けたいところだ。そこで自分の排尿状態がどのようなものなのか、簡単な質問に答えるだけで“排尿年齢”が分かるサイトをご紹介したい。

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40代以上の男性を中心に多い排尿トラブルだが、近年は排尿障害が発生する年齢が早くなる傾向にあるという。「歳だから仕方ない」と考えている人もいるだろうが、本当に年齢相応なのかチェックしてみるといいだろう。

尿トラブル対策の漢方「八味地黄丸(はちみじおうがん)」のサイト(http://www.kracie.co.jp/ph/hachimi/)では、お笑いコンビ“バイきんぐ”が登場、「あなたの排尿年齢は、実年齢よりも上か下か?」と“排尿年齢チェック”を促している。すでに約4,500名がチェック済みだ。質問は全部で20問、すべて選択肢の中から1つを選ぶだけなのでサクサク進む。実際にやってみた同僚のT君(40代)は、【おしっこトラブル 中度】、【排尿年齢 60代後半】、【尿漏れ・腎陽虚トラブルに要注意】と結果が表示され、実年齢との大幅なギャップにしょんぼりしている。

ただこの尿トラブルは自覚していても、対策をとらない人が約8割とのこと。11月24日の「いい尿の日」に向けて、今年9月29日から30日に40代~70代の男女1,648名を対象にクラシエ製薬が調査を実施した。「尿トラブルに関して、何か対応をされていますか?」という質問に84%が「何もしていない」と回答、それ以外では「運動している」が9%、医薬品や健康食品を使用している人がそれぞれ2%と、ごく少数であった。


では対応していない人が尿トラブルとは無縁なのかというと決してそうではなく、IPSSという国際前立腺症状スコアのチェックを調査対象者に行ったところ、重度の症状が出ている人が5%、中等度が27%であり、なかでも60歳代の男性の約4割が中等度であることが判明した。これにより、症状があっても対応はしていない状況がうかがえる。


さらに「あなたは、長時間の移動や、映画や観劇の場合、トイレが不安ですか?」という問いでは、計50%の人が何らかの不安を感じていることが分かった。“健康寿命”という言葉があるが、長生きするならば、いくつになっても旅行やイベントなどさまざまな楽しみに心配することなく参加できるようでありたいもの。排尿に関する不安がない毎日を過ごせるよう、前向きにケアを考えた方が良さそうだ。



(TechinsightJapan編集部 関原りあん)