ウイリアムズF1チームは26日、カナダ人ドライバーのランス・ストロールを開発プログラムの一員に指名したことを発表した。
これまでフェラーリの若手育成プログラム、FDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)に名を連ねていた17歳のストロールは、今季初参戦したヨーロッパF3選手権で1勝を挙げるなどし、ドライバーズランキングで5位を獲得。また、ニュージーランドのトヨタ・レーシング・シリーズではチャンピオンを獲得している。
彼はヨーロッパF3のモンツァラウンドで論争の引き金となった大クラッシュを演じているが、それ以降の11レースでは6度の表彰台を獲得するなど、確実な成長も証明している。
ウイリアムズでは、シミュレーターを使った作業やレースエンジニアリングおよびマーケティングに関する養成といった広範囲なプログラムに取り組むと共に、引き続きプレマパワーからヨーロッパF3選手権への参戦も継続する。
「これほどの歴史と成功を持つ偉大なチームの一員になれてすごく光栄だ」とストロールは語っている。
「ウイリアムズで働き始めるのが待ちきれないよ。これから共に大きな成果を成し遂げることができるよう願っている」
「5歳の時に父から買ってもらったゴーカートをドライブして以来、F1は常に一番の目標だったんだ」
「ウイリアムズにはデイビッド・クルサードやジェンソン・バトン、ニコ・ロズベルグ、ニコ・ヒュルケンベルグ、そして最近ではバルテリ(・ボッタス)らを育てた長い歴史がある。これはウイリアムズ加入を決断する上で重要なことだったね」
副代表のクレア・ウイリアムズは、17歳のドライバーに大きな可能性を感じている。
「私たちはランスが将来有望なドライバーだと判断しました。ドライバーとしての彼の成長をサポートできることをうれしく思っています」
「2016年にランスと働くことはもちろん、彼が将来成功を収めることを楽しみにしています」