レッドブル・レーシングは、今週末のアブダビGPに旧型スペックのパワーユニットで臨むことを明らかにした。
前戦ブラジルGPでは、レッドブルのダニエル・リカルドがアップグレードされたルノーの新しいパワーユニットを搭載したが、レース後のリカルドは新しいPUについてほとんど進歩は感じなかったと述べた。
リカルドの反応に対し、ルノーも期待したパフォーマンスの改善は見られなかったと認めたものの、インテルラゴスに投入したことで多くのデータを集めることができたと述べ、将来の開発プランには大いに役に立ったと主張している。
しかし、今週末のシーズン最終戦アブダビGPでは、ヤス・マリーナのレイアウトがレッドブルRB11にそれほど適していないことから、チームはメキシコGPまで使用していた旧型スペックのパワーユニットに載せ換えることを決めた。
ルノーは、前戦ブラジルを前に今季使用できる12トークンのうち、11トークンの使用をFIAに申請、受理されていた。
しかし、インテルラゴスでリカルドが走らせた最新スペックはICE(エンジン本体)単体の開発として7つのトークンしか使われておらず、残りの4トークンはターボチャージャーに使用されたものの、エキゾーストシステムの部品在庫と互換性の問題でお披露目されることはなかった。