26日、鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権のエンジンメーカー/ルーキードライバーテストの2日目が行われた。この日、最後にトップタイムを奪ったのは、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)。初日にジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)がマークしたトップタイムを破る1分37秒695までタイムを伸ばし、総合トップで2日間のテストを打ち上げた。
しかし、セッションは計5回の赤旗でたびたび中断されることになった。ブレーキ回りに少し問題を抱えていたDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの41号車に乗るステファノ・コレッティが、開始から約40分というところでヘアピンの立ち上がりでコースアウト。そのクルマを修復し、再度コースに出たコレッティは、14時半に今度はS字の入口でコースアウトしてしまう。
そのロッテラーをセクター1、セクター2で上回っていたのが、山本尚貴(TEAM無限)。しかし、山本はセクター3で大きくタイムロスしたのが響いて、ロッテラーからコンマ1秒遅れの2番手に留まった。さらに3番手に滑り込んできたのは小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)。2日目はこの3人が1分37秒台に突入させるとともに、今季最終戦レース2のポールポジションタイムを上回ってみせた。
4番手に塚越広大(REAL RACING)、オリベイラが5番手に続き、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)と7番手まで続いた。
また、前日は平川亮がステアリングを握ったKYGNUS SUNOCO Team LeMansの7号車には、ロイック・デュバルが乗車。1分39秒242で17番手となった。初参加の外国人勢では、リッチー・スタナウェイ(TEAM無限)が15番手、ジャズマン・ジャファー(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が18番手、そしてコレッティが20番手となっている。