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スーパーフォーミュラ鈴鹿テスト:初日午前から1分37秒台突入。オリベイラがトップタイムをマーク

2015年11月25日 20:41  AUTOSPORT web

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ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)
全日本選手権スーパーフォーミュラ選手権は25日、エンジンメーカー/ルーキードライバーテストが行われ、午前の走行ではジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)がトップタイムをマークした。

 来季からシリーズに供給されるヨコハマタイヤを装着しての初めての大規模な走行となる今回のテストには、参戦する全11チームから合計20台が参加。ヨコハマタイヤのポテンシャルを図る絶好の機会となるとともに、GP2王者のストフェル・バンドーンをはじめとして、ジャズマン・ジャファーやステファノ・コレッティ、リッチー・スタナウェイ、そして全日本F3王者のニック・キャシディと、複数の新たな外国人ドライバーも参加した。

 午前9時から始まった初日1回目のセッションは、薄曇りのもとドライコンディションで始まった。開始直後から多くのマシンがコースインし、タイムも次々と更新されていく形に。開始から10分が経過する頃には、中山雄一(KCMG)が1分38秒台に入れてトップに立つ。

 その後、オリベイラは開始から20分というタイミングで1分38秒155を記録して首位に。今季開幕戦のポールポジションタイム(1分38秒585)、そして最終戦のレース1でのPPタイム(1分38秒354)を上回るタイムが早くもマークされた。

 その後しばらくは、各車ともそれぞれのプログラムを展開するような形となり、トップタイムの更新は一段落。中盤から終盤にかけては、コースアウト車両の回収により合計5回の赤旗が振られ、走行時間は10分間延長されて11時40分にチェッカーとなった。また、終盤はポツポツと雨が降り始めていたが、最後までスリックタイヤでの走行となった。

 序盤から首位をキープし続けたオリベイラは、終盤残り15分というところでタイムを伸ばして1分38秒009を記録すると、続けて1分37秒831をマークしてトップタイムをさらに更新。最終戦レース2のPPタイム(1分37秒963)をも上回り、42周をこなしてこのセッションを首位で終えた。

 2番手には36周を走った山本尚貴(TEAM無限)が1分38秒331で続き、新チャンピオンの石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)は33周をこなして1分38秒574のタイムで3番手につけた。

 塚越広大(REAL RACING)、小暮卓史(DRAGO CORSE)、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)と6番手まで続き、7番手にはLENOVO TEAM IMPULからこのテストに参加している関口雄飛が入った。40周を走った関口のトップタイムは1分38秒948となった。

 DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの40号車をドライブしたバンドーンは、序盤からコースインを果たし、徐々にタイムを伸ばす形で走行。しかし、開始から1時間弱というところでピットへと戻ってきた際、マシンから白煙が上がり、その後はピットにとどまることに。最後までコースインはならず、周回数は20周にとどまるとともに、17番手で午前のセッションを終えている。

 DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの41号車をジャファーとシェアするコレッティは、今回のセッションは走行せず。平川亮とロイック・デュバルがシートを分けあっているKYGNUS SUNOCO Team LeMansの7号車は、今回のセッションでは平川がドライブした。また、REAL RACINGの11号車は、今回のセッションでは金石年弘がステアリングを握っていた。