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市原隼人が絶望した元教師役、ホテル舞台の群像劇『ホテルコパン』

2015年11月25日 16:20  CINRA.NET

CINRA.NET

『ホテルコパン』 ©2015 and pictures inc.
映画『ホテルコパン』が2016年2月13日から東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほか全国で順次公開される。

同作は1998年の長野オリンピックから18年が経ち、現在は閑散としている白馬村のホテルコパンを舞台にした作品。かつて東京で教師をしていた従業員の海人祐介を主人公に、海人が中学校教師時代にいじめから救えずに自殺した生徒・守の母親や、多額の負債を抱える宗教団体の教祖、資産家令嬢、老女優といったホテルコパンに集った訳ありの宿泊客が織り成す群像劇が描かれる。

東京での経験から希望を失った元教師の海人役を演じるのは市原隼人。オリンピックの時のような活気を取り戻そうと躍起になるホテルのオーナー・桜木役の近藤芳正、桜木の離婚した妻・美智代役の遠山景織子をはじめ、大沢ひかる、前田公輝、水田芙美子、栗原英雄、玄理、大谷幸広、李麗仙、清水美沙らがキャストに名を連ねている。メガホンを取ったのは、同作で長編監督デビューを果たす門馬直人。

今回の発表とあわせて予告編も公開。市原演じる海人が、守の母親に「先生、今楽しいですか?ひと1人殺しているのに」「死ねばいいのに」と言われて震えている姿や、玄理が演じる従業員がタバコをくわえながら料理をする様子などが確認できる。