イギリス人アーティスト オリバー・ペイン(Oliver Payne)の新作個展「EVERYTHING ON ALL AT ONCE FOREVER」が、NANZUKAで開かれる。同時開催の香港にあるAishoNanzukaと会場を繋ぎ、インスタレーションを展開する。会期は11月28日から12月26日まで。
オリバー・ペインは、1990年代後半からニック・レルフとともにストリートカルチャーをベースにした映像作品やインスタレーション作品を発表。2003年に「第50回ヴェネチア・ビエンナーレ」の若手作家部門で最高賞の金獅子賞を受賞したほか国外で個展を開催するなど注目を集める。2009年以降はソロアーティストに転向し、テレビゲームやパンクロックといったサブカルチャーを土台にした作品を制作。2013年にはファッションブランド「C.E」とコラボレーションTシャツを展開した。
NANZUKAでは2012年以来2度目となる今回の個展では、TVゲームやロボットアニメーションなどの象徴的なイメージを抽出した作品を公開。香港会場と繋いだインスタレーションで、異なる二つの空間を繋ぐ扉を往来するアクションパズルゲーム「Portal」を基にした壁画や、ゲーム機が搭載されたスクールデスク、フィールドリサーチを基にした映像作品、スクリーンプリントを施した平面作品などが展示される。
■オリバー・ペイン(Oliver Payne)「EVERVERYTHING ON ALL AT ONCE FOREVER」会期:2015年11月28日(土)~2015年12月26日(土)会場:NANZUKA 東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1F