映画『エミアビのはじまりとはじまり』が、2016年に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。
同作は、事故で命を落としたお笑いコンビ「エミアビ」の海野と、遺された相方・実道の物語。10年来のパートナーを失った実感がなく、未だに泣くことができない実道が、海野と共に亡くなった雛子の兄・黒沢に会いに行き、彼を笑わせようと奮闘する様が描かれる。
実道を演じるのは、『天皇の料理番』『64(ロクヨン)』などに出演するほか、映画監督としても活動する森岡龍。海野役は前野朋哉が演じる。共演者には、実道と共に黒沢のもとに向かうエミアビのマネージャー・夏海役の黒木華、雛子役の山地まり、海野と実道の先輩で恩人である黒沢役の新井浩文が名を連ねている。監督と脚本は、『舟を編む』の脚本で『日本アカデミー賞』最優秀脚本賞を受賞し、監督作としては『フレフレ少女』以来約8年ぶりとなる渡辺謙作が担当する。