マノー・マルシャF1チームは、来週アブダビで行われるピレリのタイヤテストに、GP2ドライバーのジョーダン・キングとリオ・ハリアントを起用することを明らかにした。
ピレリは、今季最終戦アブダビGP後の12月1日(火)に、ヤス・マリーナ・サーキットで12時間のタイヤテストを実施。来季から導入予定のウルトラソフトコンパウンドをコース上で評価することになっている。
マノーはこのテストに、チームの開発ドライバーを務める21歳のイギリス人ドライバー、ジョーダン・キングとインドネシア人ドライバーのハリアントを半日ずつのスケジュールで走らせることを発表した。
今回がF1初走行となるキングは、2013年のイギリスF3チャンピオンで、今季のGP2では現在ランキング12位につけている。彼の父親であるジャスティン・キングは、英スーパー大手セインズベリーの元最高経営責任者で、今年はじめのマノー再建に深く関与。一時はチームの暫定チェアマンを務めていた。
一方のハリアントは、2010年と2012年のF1若手ドライバーテストにマノー(当時ヴァージンおよびマルシャ)から参加。今季参戦しているGP2ではランキング4位の好位置につけており、今週F1と併催されるシーズン最終戦で3位獲得を狙っている。
なお、今回のタイヤテストは、わずか一日(12時間)という過密スケジュールで行われるため、非公開で実施されることになっている。