年齢別の理想の睡眠時間など、睡眠についてのあらゆる研究発表を行なってきた米国の「The National Sleep Foundation」という財団が今、「より質のよい睡眠を希望するのであれば、パジャマやTシャツを身に着けず裸で寝てみてください」と提唱している。ペンシルベニア州フィラデルフィアにある「ジェファーソン大学病院/睡眠障害専門クリニック」のカール・ドグラムジー博士は、その根拠をこう語る。
ちなみに1年ほど前、「The National Sleep Foundation」は“裸で眠ると痩身にもつながり、糖尿病の発症を防ぐ効果もありそうだ”と述べていた。裸で眠るとよいことづくめという感じだが、ドグラムジー博士は「パジャマを着ている方が快適だと感じるのであればそれでも結構です。その場合は室内の温度設定を若干低めにしてみるとよいでしょう」としている。アメリカでは“寝室の理想的な温度は摂氏20度かそれ以下”と示されることがある。