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水樹奈々ら『ハンガーゲーム』完結編の舞台挨拶に登壇「人間ドラマにも注目してほしい」

2015年11月21日 21:31  リアルサウンド

リアルサウンド

【左から】前野智昭、水樹奈々、神谷浩史

 11月20日に全世界同時公開を迎えた『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』の舞台挨拶が、21日に都内で行われ、主要吹き替えキャストである水樹奈々、神谷浩史、前野智昭の3名が登壇した。


参考:『ハンガー・ゲーム』完結編、新たな予告編公開 監督「完璧なラストシーンを撮ることができた」


 『ハンガーゲーム』シリーズは、独裁国家パネムが行う殺人サバイバルゲーム(ハンガーゲーム)に巻き込まれた主人公たちが、決死の戦いに臨む姿を活写するアクションムービーだ。全3部の最終章となる本作では、カットニス率いる反乱軍と、スノー大統領が支配する独裁国家との戦いが最終局面に突入。スノーが仕掛けた様々な罠や敵に追い詰められながらも、カットニスが果敢に戦っていく姿が描かれていく。


 主人公・カットニス役の吹き替えを担当する水樹奈々は、本作に携わった感想を聞かれると「カットニスと同じく、起こることに反射神経で対応できるようにと、あえて原作は読まずに臨みました。はじめて台本を読んだ時は物語の展開に衝撃を受けた」と本作への驚きを語る。続いて神谷(ピータ役)は、「前作では、ピーターの活躍が少なかった。ずっと敵に捕らえられていたので、水樹さんからもピーチ姫ならぬ、ピータ姫と命名されてしまった」というエピソードを披露し、「今回は、ぜひピータが活躍している姿を見てほしい」と、役への愛着をうかがわせた。MCから、はじめて台本を読んだ感想を聞かれた前野(フィニック役)は「みなさんの期待を良い意味で裏切る内容になっている」と、驚きの結末を予感させるコメントを述べた。


 映画のテーマのひとつである”革命”にちなんで、今年みなさんが起こした革命はなんですかという質問には、水樹が「ガラケーからスマートフォンに変えたこと。スマホって本当に便利ですね」と回答。水樹がスマホの利点を上げていると、横から神谷が「うちの母親と同じようなことを言わないで」と突っ込みをいれ、会場を沸かす一幕も。また、もしも映画の世界に入り込んだらどんな行動をとるかと聞かれ、神谷と前野は「逃げますね。戦闘にはまったく向いていないので」と即答。続けて、神谷が「でも、奈々ちゃんにはどんな状況でも歌ってもらいたいですね。」と言うと、水樹は「では、心が折れるまで歌います」と返答し、会場は笑いに包まれた。


 MCより最後の一言を求められると、「ジェニファー・ローレンスをはじめ、オリジナルキャストの演技が素晴らしいので、日本語版を見た後に、ぜひ字幕版も見ていただきたい」と前野が述べ、続けて水樹が「アクションシーンや映像の美しさだけでなく、人と人とのつながりを描いた人間ドラマにも注目してほしい。カットニス、ピータ、ゲイルの三角関係の結末も見どころです」と舞台挨拶を締めくくった。(泉夏音)