フォーメーションラップを終えた27台は、午後1時49分にレッド5がブラックアウトしてスタート。ポールポジションのロゼンクビストがトップのまま1コーナーをクリア、その背後では2番手スタートのダニエル・ジュンカデラ(フォーテック)と、4番手スタートのアントニオ・ジョバナッツィ(カーリン)が2番手を争いながらロゼンクビストに続いてリスボアに進入するが、ここで2台がもつれ合うように接触。ジュンカデラはイン側のガードレールにクラッシュし、カラム・イロットら数台が巻き込まれる多重クラッシュに。3番手にはチャールズ・レクラーク(ファンアマースフォールトレーシング)が浮上するが、ここで高星明誠(B-Max Racing team)、ニック・キャシディ(トムス)らは行き場を失い、接触は避けられたものの事故現場で動けず最後尾にドロップ。逆にピットスタートの山下は彼らに先行する格好となった。
このアクシデントにより、オープニングラップのうちにセーフティーカーが導入されるが、このSC中に破片を踏んだ関口雄飛(B-Max Racing team)、フロントウイングにダメージを受けた金丸悠(カーリン)ら数台がピットイン、修復を受けてコースに復帰。レースは2周終了時にリスタートとなる。