コンデナストのメンズ誌「ディテールズ」が休刊 組織再編が続く

　コンデナスト社傘下のメンズファッション誌「ディテールズ（Details）」が2015年12月号と2016年1月号の合併号をもって休刊する。同社は今後、同じ傘下のメンズ誌「GQ」に注力していくとともに、デジタル版「GQスタイル ドットコム（GQStyle.com）」の拡大を図っていく。

米メンズ誌「ディテールズ」が休刊の画像を拡大

　「ディテールズ」は1982年に創刊され、今年で33年目を迎える月刊誌で、年間発行部数は約56万部。今回の休刊により、一部のスタッフは「GQスタイル ドットコム」など社内間で他媒体に異動し、約50名のスタッフが解雇されるという。　コンデナスト社では、雑誌広告収入の減少とデジタル広告収入の増加に対応し、人事異動や人員削減など組織の再編成の動きが活発に見られ、今月に入ってからも「GQ」から7名、女性ファッション誌「グラマー（Glamour）」のデザインディレクターとアクセサリーディレクターの解雇が報じられていた。「Style.com」のECプラットフォームへの改編、今回の統合など同社傘下のコンテンツの再編成が続いていることから、業界内では「次は『Teen Vogue』に何らかの動きがあるのではないか」といった噂が浮上している。