フォース・インディアは2016シーズンの新しい開発ドライバーとして19歳のアルフォンソ・セリスを起用、アブダビ合同テストにも参加させると発表した。
メキシコ出身のセリスは、今季GP3にARTから参戦。表彰台に1回上がり、2ラウンドを残してランキング13位(イタリアは出場せず)。またAVFからフォーミュラ・ルノー3.5にも参戦し、こちらの最高成績は4位でランキング16位だった。
チームはアブダビでの合同テスト参加を皮切りに、来季は7セッションでセリスを起用する予定。シミュレーターのドライバーも担当することになっている。
開発ドライバーというポジションで念願のF1チーム入りを果たしたセリスは「レースを始めてからF1に乗るのが夢だった。今回フォース・インディアと一緒に仕事できることが決まり、非常に光栄に思っている」と語っている。
「実際にF1の舞台で戦っているドライバーやエンジニアと非常に近い場所で仕事ができるから、いろいろなことを学ぶ非常に良い機会になると思う。まず初走行となるアブダビは、なんとも言えない気分になるだろうね。僕自身のレースキャリアの中でも重要な瞬間になる。全力でチームのために頑張りたい」と、F1初ドライブが待ちきれない様子だ。
フォース・インディアのボスであるビジェイ・マリヤは「彼を開発ドライバーとして迎え入れることが決まり、チームも頑張って準備しているところだ。彼にとってはニコ(ヒュルケンベルグ)やセルジオ(ペレス)の近くで働くことで、たくさんのことを学ぶ良い機会になるだろう」と、これからの成長へ期待をかけている。