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今さら聞いてみた。ネット銀行の始まりと節約活用術。

2015年11月19日 19:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ネット銀行ならではの節約術を教えてくれた 高浦玲子さん
今年も2か月を切り、来月は家計に嬉しいボーナスを手にする人も多いのでないだろうか。ついつい財布の紐がゆるくなるこの時期。気が付けば、あっという間にお札に羽が生えたように飛んでいく。だからこそ、今年は賢い節約や財テクで無駄な出費を抑えてみてはいかがだろうか? お金のプロ、ジャパンネット銀行の高浦さんにネット銀行ならではの活用術を聞いてみた。

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■印鑑のいらない銀行
―いまさらですが、ネット銀行の始まりについて教えてください。
高浦:「お客さんって店舗に行きたい? 」「通帳ってそもそもいらないよね」って始まったのがネット銀行です。


―窓口がある銀行が当たり前の感覚なので、店舗がないということに不安を覚えたりするのですが。
高浦:メジャーなコンビニのATMで入出金ができ、お金の引き出しに困ることはないですね。また3万円以上の入出金にかかる手数料が無料やジャパンネット銀行口座宛では54円、他の金融機関宛でも172円から270円と振込手数料も安いので、店舗がない分お客様に還元しているところがネット銀行の1つのメリットでもあります。


■1分毎に暗証番号が変わるトークンでセキュリティはバッチリ
―セキュリティ面の工夫はどのようにされていますか?
高浦:セキュリティはネット銀行の中では評価が高く、トークン型の認証を導入しています。ネットで資金移動をする際に入力してもらうもので、1分間毎に6桁の数字が切り替わりそれを暗証番号として入力頂きます。トークン自体はネットと繋がっていないキーホルダー状のものなのでウイルスに感染することもないです。個別認証なのでこれ(トークン)イコールこの人というような認識ですね。全顧客に無料で提供しているのはジャパンネット銀行のみになります。


―ジャパンネット銀行にはどんなサービスがありますか?またサービスで人気があるものを教えて下さい。
高浦:Visaデビット、JNB-ToTo・宝くじ、公営競技、ファミマTカードなど色々ありますが最も人気があるのは『Visaデビット』ですね。2013年からキャッシュカードに『Visaデビット』の機能を一体型にして発行したのですが、口座開設と同時に最初から『Visaデビット』がついてきます。買い物の支払いの決済に使えるので人気です。あとは公営競技・競馬をされる30から40代の男性の指示が多いですね。ジャパンネット銀行の口座を支払い口座として頂くと投票の入金ができ、また勝った馬の賞金も口座に入ってきます。



―クレジットカードとは違うのでしょうか?
高浦: クレジットカードは持つ時に審査が必要になりますよね。『Visaデビット』は(審査が)ないんですよ。通常信用というところが足りずにクレジットカードを持てないお客様が気軽に持って決済できるので10代や専業主婦の方など審査に引っかかる人達が決済できる手段として窓口が広いのです。

―ジャパンネット銀行を使って賢くできる節約術を教えていただけますか?
高浦:『Visaデビット』がピッタリだと思います。クレジットカードと違い、(決済時)口座から即時引き落としなので、お金の管理がしやすいところが節約術に繋がると思います。

クレジットカードでは翌月の支払いに口座にいくらあってとか、分からないうちにどんどん使ってしまう怖さがありますが、『Visaデビット』はそういうことがありません。『Visaデビット』と『残高確認アプリ』を一緒に使ってもらえれば買い物の後、即時に残高がいくらか管理がいつでもできるので、その辺を駆使して頂くと節約に繋がるのではないでしょうか。

■1秒で残高が分かる
―『残高確認アプリ』はスマホで入れるのでしょうか?
高浦:スマートフォンにダウンロードして頂き指でなぞって認証すると1秒ってパッと残高がでてくる機能になっています。

ヤフーオークションを利用する際もヤフオク限定(yahoo!ウォレットの受け取り口座にジャパンネット銀行の口座を登録する)でかんたん決済という支払方法を利用すると振り込み手数料が無料になるので、こちらも併せて使うとさらに節約に繋がりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 斉藤智子)