映画『リリーのすべて』が、2016年3月18日から全国で公開される。
同作は、80年以上前に世界で初めて性別適合手術を受けた人物だとされるデンマーク人のリリー・エルベの実話をもとにした作品。肖像画家である妻のゲルダと共に充実した日々を送る風景画家のアイナー・ヴェイナーが、ゲルダの頼みで女性モデルの代役を務めたことをきっかけに自分の内側に潜む女性の存在に気づき、やがて「リリー」という名の女性として生きるようになるというあらすじだ。
自身の心と体が一致しないことに苦悩するリリーを演じるのは、『博士と彼女のセオリー』で『アカデミー賞』主演男優賞を獲得したエディ・レッドメイン。夫が変わっていくことに戸惑いながら、全てを受け入れる妻のゲルダ役をマット・デイモン主演の『ボーン』シリーズ最新作でヒロインに起用されたアリシア・ヴィキャンデルが演じる。さらにベン・ウィショー、アンバー・ハード、マティアス・スーナールツらがキャストに名を連ねている。メガホンを取ったのは、『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』などのトム・フーパー。