展示会より Image by: Fashionsnap.com 創設31年目を迎えた「オリーブ・デ・オリーブ(OLIVE des OLIVE)」が、2016年春から大幅なリブランディングを図る。新コンセプトは「大人になっていく知的女子のためのシンプルガーリースタイル」で、ガーリーな要素や上品さは継続しながらも装飾を削ぎ落とすことでクリーンな空気感を表現。ブランドディレクターは外部から起用し、ロゴの変更も含めたアートディレクションは服部一成が行っていく。
オリーブ・デ・オリーブが大幅刷新の画像を拡大 新生「オリーブ・デ・オリーブ」では、これまでの18歳から新たに19歳を中心とした大学~社会人初期の文化系女子をターゲットに設定。ロゴもレッド系からブルー調に変更し、以前までの甘めで可愛らしいガーリーではなく、優しい雰囲気や知的で女性らしいイメージからガーリーを解釈した。全身コーディネートでブランドを訴求していく基本アイテムとして、ベーシック商品のボリュームを3割程度に高め、素材・仕立てからシルエットまで一新。そこにトレンド感のあるアイテムを組み合わせるミックススタイルを提案する。また雑貨の展開を強化し、セット販売率を上げていく。
2016年春シーズンは「Tender Tailoring」をキーワードに、メンズライクなテーラリングの中にオリーブやチューリップといったオリジナルの柄、くすみがかったソフトパステル、柔らかな印象の素材を用いることで"シンプルガーリー"を演出。フリンジやタッセルでボヘミアンテイストを加えつつ、スカーチョ等のアイテムでトレンドを意識した。夏シーズンのテーマは「Girlish Marine」で、ガーリーな現代風マリンを表現している。コレクションを通して品質の向上を図るが、価格帯は継続を予定。アイテムラインナップは刷新前の8~9割ほどに厳選している。
既存店舗は2月下旬以降から順次リニューアルしていき、一部整理と共に新規出店も計画。全体的な店舗数は現在の60程度を維持する。ECもリニューアルし、150%の成長を目指す。なおオリーブ・デ・オリーブではリブランディングにあわせて今年から、クリエイティブ拠点を以前までの京都から東京に移管している。