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マノー離脱のブース、将来のF1復帰に含み

2015年11月19日 05:30  AUTOSPORT web

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ジョン・ブース
今シーズン限りでマノー・マルシャを離脱するジョン・ブースだが、将来のF1復帰にはオープンな姿勢を示している。

 前身のヴァージン時代からチームを率いてきたブースは、スポーティングディレクターのグレーム・ロードンと共に、今月末の最終戦アブダビGPを最後にマノーを去ることが決まっている。

 ふたりの離脱はチームオーナーであるステファン・フィッツパトリックとの意見の相違と言われているが、チームはすでに元マクラーレンのデイブ・ライアンをレーシングディレクターとして新たに起用。ブースの後任となるチームプリンシパルについては、まだ誰にもオファーをしていないと主張しているが、複数の候補を検討しているとみられている。

 ブースは今シーズン終了後に長期休暇をとることになっているが、再びF1のパドックに戻ることを除外していない。
「私のF1が必ずしも終わったわけではない」とブース。
「先のことは分からない。今はノープランだが、復帰する可能性は除外しない」

 60歳のブースは、昨年末にチームが管財人の管理下に置かれたことでしばらくの休業を余儀なくされたが、そのまま引退する気にはならなかったという。
「昨年末に3ヶ月間ほど強制的に引退した時期があったが、それに魅了されることはなかった」とブース。
「ちょうど新居へ引っ越した時期だったから、ガーデニングの作業に没頭していたよ。数ヶ月はF1の政治的なことも何も考えずに毎朝ただ起きて作業をしていた」
「ただ、仕事から離れて精神的な意欲を十分に維持できるとは思わなかった」

 マノーは来季からメルセデスのパワーユニットを搭載、ウイリアムズともテクニカルパートナーシップを再開するなど、大幅なパフォーマンスの向上が期待されている。