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V&Aが18世紀から現代まで下着の歴史を辿る企画展を開催 コルセットからジェンダーレスブリーフなど展示

2015年11月18日 19:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「Undressed: A Brief History of Underwear」展 Image by: Victoria and Albert Museum, London
ロンドンのヴィクトリア アンド アルバート(V&A)博物館が、18世紀から今日に至るまでのアンダーウェアの歴史を辿る企画展「Undressed: A Brief History of Underwear」を来年4月から開催する。展示作品には、英国王室が愛用したコットンパンツをはじめ、60年代の「マリー クヮント(MARY QUANT)」のボディーストッキング、「アクネ ストゥディオ(Acne Studios)」が昨年発売したブリーフパンツなどが含まれている。

V&A美術館でアンダーウェアの企画展の画像を拡大

 アンダーウェアとファッションの関係性にフィーチャーした企画展「Undressed: A Brief History of Underwear」では、コルセットやボクサーショーツ、ブラジャー、ルームウェアを含むアンダーウェア200点以上を展示。展覧会では「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」の2013年春夏コレクションのドレスや「ヴィヴィアン・ウェストウッド(Vivienne Westwood)」のレギンス、「ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul GAULTIER)」が1989年に発表したカクテルドレス、ケイト・モスが着用した「Liza Bruce」のシアードレスなどアイコニックなアンダーウェアが展示される。
 ラグジュアリーなアンダーウェアが多い中、シンプルでジェンダーレスなデザインが発売時に話題を呼んだ「アクネ ストゥディオズ」のブリーフパンツも出展。企画展のキュレーターを務めるEdwina Ehrmanは「男性らしさや女性らしさに関して型にはまった考えに囚われず、自分で正しいと思うものを選択する人々が近年増加している。アクネのブリーフパンツは、ジェンダーの流動性の概念においてシンボル的存在になり、人々にジェンダーについて考えるきっかけを与えた」と選出の理由を語っている。
◼︎ Undressed: A Brief History of Underwear会期:2016年4月16日~3月12日会場:V&A Fashion Gallery(Gallery 40)時間:月~木・土日:10:00~17:45、金:10:00~22:00