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マノーF1、引退のブルツと交渉も代表オファーの事実は否定

2015年11月18日 12:21  AUTOSPORT web

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今週末のWEC最終戦バーレーンでドライバーを引退するアレクサンダー・ブルツ
マノー・マルシャは、来季のチーム代表に関してアレクサンダー・ブルツと交渉したことは認めたが、まだ誰にもオファーはしていないと主張している。

 来季からメルセデスのパワーユニットを搭載し、ウイリアムズともテクニカルパートナーシップを再開するなど2016年の大幅なパフォーマンス向上が期待されるマノーだが、最近のチームはテクニカルコンサルタントのボブ・ベル離脱を皮切りに、現スポーティングディレクターのグレーム・ロードンやチームプリンシパルのジョン・ブースも今シーズン限りで離脱。新たに、2009年の「ライ・ゲート」でしばらくF1から離れていた前マクラーレンのスポーティングディレクター、デイブ・ライアンをレーシングディレクターに起用するなど、トップマネジメントの大改革を実施している。

 それに関連し、ブラジルGPの週末には2度のル・マンウイナーで元F1ドライバーのブルツが、マノーF1のチームプリンシパルに就くのではないかとの推測が持ち上がった。

 マノーのチームオーナーであるステファン・フィッツパトリックは、ブルツと交渉を持ったことは認めたが、来季のマノー・メルセデスを率いる候補は他にも数名いると主張している。

「我々はチーム内でその役割について何人かの人々と話し合った」とフィッツパトリック。
「私はアレックスに数回会ったが、最近の噂をはっきりさせるためにも、我々はチームプリンシパルの役割をまだ誰にもオファーはしていない」

 ブルツは今週末にバーレーンで行われるWEC(世界耐久選手権)最終戦を最後にレーシングドライバーを引退するが、F1ドライバー協会のGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の会長職には引き続き留まる見込みだ。

 チームは、アメリカのビジネスマン、タボ・ヘルムンド率いる投資者グループによる買収交渉の事実も明らかになっている。